オルニチンは免疫力を高める
オルニチンは、免疫力の向上に効果的な成分です。
オルニチンには、免疫細胞の生成に重要な成長ホルモンの分泌を促進する効果や、肝機能を高める効果などの、免疫力の向上に役立つさまざまな効果があります。
免疫力を高めて身体の健康を維持したい人には、オルニチンがおすすめです。
免疫力の向上に役立つオルニチンの効果
オルニチンには、免疫力の向上に役立つさまざまな効果があります。
成長ホルモンの分泌促進
オルニチンには、免疫機能に重要な成長ホルモンの分泌を促進する効果があります。
・成長ホルモンは免疫細胞の生成に関係している
身体の免疫機能には、成長ホルモンの働きが深く関与しています。
成長ホルモンの分泌を抑制すると免疫細胞を生成する胸腺が萎縮し、各種免疫細胞が減少することが、動物実験で確認されています。
成長ホルモンの働きは、免疫の正常な機能に欠かせません。
・オルニチンは成長ホルモンの分泌を促進する
オルニチンに成長ホルモンの分泌を促進する作用があることが、複数の実験で確認されています。成長ホルモンが増加すると免疫細胞の生成が促進され、免疫力が向上します。
オルニチンは、成長ホルモンの分泌量を増やして免疫力を高め、身体の健康維持に役立ちます。
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免疫細胞の活性化
オルニチンは、「オルニチン回路(尿素回路)」と呼ばれる肝臓の代謝回路によって、アミノ酸のアルギニンへと代謝されます。オルニチンの摂取は、体内のアルギニンの増加にもつながります。
アルギニンには、免疫細胞のひとつマクロファージを活性化する作用があります。マクロファージは、死んだ細胞や病原菌を処理する重要な免疫細胞です。
オルニチンは、体内のアルギニンを増やして免疫細胞を活性化し、免疫力を向上させます。
血行促進
身体の血行は、免疫力と深く関係しています。ウイルスや病原菌を処理する免疫細胞は、血液に乗って体内を循環しています。血行が悪化すると、病原菌を発見した際に免疫細胞が集まりにくくなり、病原菌の処理が遅れてしまいます。
オルニチンには、血液中の脂質を減少させる効果や血管の拡張を補助する効果があり、血液の流れをスムーズにします。
オルニチンは、血行を促進して免疫細胞を効率的に機能させ、免疫力の向上に役立ちます。
肝機能の向上
肝臓は、免疫機能にとって重要な臓器です。オルニチンには肝機能を高める効果があり、免疫力の向上に役立ちます。
・肝臓は免疫機能に関わる重要な臓器
肝臓には、免疫細胞のナチュラルキラー細胞やマクロファージが数多く存在しており、病原菌やウイルスの多くが肝臓で処理されています。
肝機能が低下すると、肝臓に存在している免疫細胞の働きも弱まり、病原菌やウイルスを処理する身体の機能が低下してしまいます。
・オルニチンは肝機能を高める
オルニチンには、肝臓で行われるアンモニアの解毒を補助する効果があり、肝臓の負担を軽減します。また、血行を促進して肝臓の働きを活発にする効果もあります。
オルニチンには肝機能を高める効果があり、免疫細胞の働きを活発にして免疫力を向上させます。
ストレス軽減
オルニチンには、免疫力に悪影響を及ぼすストレスを軽減する効果があります。
・ストレスは免疫力を低下させる
ストレスを感じると、ストレスに対抗するためにコルチゾールと呼ばれるホルモンが分泌されます。コルチゾールはストレス対処に必要なホルモンですが、分泌量が過剰になると免疫力を低下させてしまいます。
また、ストレスは身体の機能を調整している自律神経のバランスを乱します。自律神経は免疫機能を調整しており、強いストレスによって自律神経が乱れると、免疫力が低下します。
・オルニチンはストレスを軽減する
オルニチンに心身のストレスを軽減する効果があることが、複数の実験で確認されています。
オルニチンは、免疫力に悪影響を及ぼすストレスを軽減して、免疫力を高く保ちます。
睡眠の改善
十分な睡眠をとることは、正常な免疫機能の維持にとても重要です。
睡眠不足の状態では、免疫機能を調整している自律神経が乱れやすくなり、免疫力低下の原因になります。
オルニチンには、睡眠を妨げるストレスを軽減する効果や、就寝時の体温調節を補助して寝つきを良くする効果があります。
オルニチンは睡眠の質を高めて、睡眠不足による免疫力の低下を防ぎます。
オルニチンで免疫力を向上
以上のように、オルニチンには免疫力の向上に役立つさまざまな効果があり、オルニチンを日常的に摂取することで免疫力の強化が期待できます。
風邪やインフルエンザにかかりにくい丈夫な身体を手に入れたい人は、オルニチン配合のサプリメントを毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします。