オルニチンは動脈硬化の予防に役立つ
オルニチンには、動脈硬化の進行を抑制する効果があります。
動脈硬化は、血液を送り出す動脈が柔軟性を失って硬くなる症状です。動脈硬化が進行すると、心筋梗塞・脳出血・内臓疾患などの重大な病気の原因になります。
オルニチンは、動脈硬化を予防して身体の健康維持に役立ちます。
動脈硬化の原因となる生活習慣病を予防・改善する
動脈硬化は、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病によって進行が早まります。
オルニチンはそうした生活習慣病の予防・改善に効果的であり、動脈硬化の進行を強く抑制します。
糖尿病
糖尿病は、動脈硬化を悪化させる主要な要因のひとつです。血糖値が高い状態では、血管壁のタンパク質が糖と反応して、血液中の脂質が血管の内側に付着しやすくなります。脂質が付着すると血管壁が厚くなり、血管の柔軟性が失われて動脈硬化が進行します
オルニチンには、糖の代謝を促進する成長ホルモンの分泌量を増やす効果や、血糖値を上昇させるストレスを軽減する効果などの、糖尿病の予防・改善に役立つさまざまな効果があります。
オルニチンは、血糖値の過度な上昇を防いで動脈硬化の進行を抑制します。
高血圧
高血圧によって血管に強い負荷がかかると、血管は圧力に対抗するために血管壁を厚くします。その結果、血管の柔軟性が失われて動脈硬化が進行します。
動脈硬化が進行すると、血液がスムーズに流れなくなり、血液を送るためにさらに血圧が上昇する悪循環が起こります。
オルニチンには、血液中の脂質を減らして血液をサラサラにする効果や、血管の拡張を補助する効果などの、血圧の抑制に役立つさまざまな効果があります。
オルニチンには高血圧を改善する効果があり、血圧の上昇による動脈硬化の進行を防ぎます。
高血圧を予防・改善するオルニチンの効果について詳しくはこちら＞＞
脂質異常症
脂質異常症は、以前は「高脂血症」と呼ばれていた症状で、悪玉コレステロールや中性脂肪などの血液中の脂質の量が過剰な状態をいいます。
脂質異常症の状態では、血液がドロドロになって血管の内側に脂質が付着しやすくなり、動脈硬化の進行が早まります。
オルニチンには、脂質の代謝を促進する成長ホルモンの分泌量を増やす効果や、脂質の代謝に重要な肝臓の機能を高める効果があります。
オルニチンには血液中の脂質を減少させる効果があり、動脈硬化の進行を抑制します。
脂質異常症に対するオルニチンの効果について詳しくはこちら＞＞
ストレスによる動脈硬化の進行を抑制する
ストレスは、動脈硬化を悪化させる要因のひとつです。オルニチンにはストレスを軽減する効果があり、ストレスによる動脈硬化の進行を抑制します。
・ストレスは動脈硬化を進行させる
ストレスを感じると、強い酸化力をもつ活性酸素が体内で増加します。活性酸素が血液中の脂質を酸化すると、粘度の高い過酸化脂質が発生します。過酸化脂質は血管の内側に付着しやすく、動脈硬化の進行を早めます。
また、ストレスを感じると、血糖値が上昇して動脈硬化が悪化しやすくなります。
・オルニチンはストレスを軽減する
オルニチンにストレスを軽減する効果があることが、複数の実験で報告されています。
オルニチンは、ストレスを軽減して活性酸素の増加や血糖値の上昇を抑制し、動脈硬化の予防に役立ちます。
動脈硬化を悪化させる肥満の改善に役立つ
肥満は、動脈硬化の進行を早める主要な要因のひとつです。オルニチンにはダイエット効果があり、動脈硬化を進行させる肥満の改善に役立ちます。
・肥満は動脈硬化を悪化させる
脂肪を貯蔵する脂肪細胞には、動脈硬化を抑制する作用のある「アディポネクチン」と呼ばれるホルモンを分泌する働きがあります。しかし、肥満によって脂肪細胞が肥大化すると、アディポネクチンの分泌量が低下して動脈硬化の進行が早まってしまいます。
また、肥満は、動脈硬化の原因となる糖尿病・脂質異常症・高血圧といった生活習慣病の発症リスクを高めます。
・オルニチンは脂肪の燃焼を促進する
オルニチンには、脂質の代謝を促進する成長ホルモンの分泌量を増やす効果や、エネルギーを多く消費する筋肉を増やす効果があり、体脂肪の燃焼を促進します。
オルニチンには高いダイエット効果があり、動脈硬化の原因となる肥満の予防・改善に役立ちます。
以上のように、オルニチンには動脈硬化の進行を抑制する高い効果があります。
動脈硬化が進行すると、脳梗塞・心筋梗塞・内臓疾患などの重大な病気の発症リスクが高まります。
動脈硬化を予防して健康な身体を長く維持するために、オルニチン配合のサプリメントを毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします。
