加齢臭などの体臭の改善に役立つオルニチン
オルニチンは、加齢臭をはじめとした体臭の改善に効果的な成分です。
体臭はさまざまな原因で起こり、ストレスや糖尿病などが原因で体臭が悪化する場合もあります。オルニチンには多くの健康効果があり、さまざまな原因で起こる体臭の予防・改善に役立ちます。
オルニチンはさまざまな体臭の改善に効果的
オルニチンは、加齢臭やストレスによる体臭などの、さまざまな体臭の予防・改善に役立ちます。
加齢臭
加齢臭は、ノネナールと呼ばれる物質が原因で発生する体臭です。
オルニチンにはノネナールの発生を抑制する効果があり、加齢臭の予防・改善に役立ちます。
・加齢臭の原因物質はノネナール
加齢臭は、脂臭く青臭いニオイを放つノネナールが原因です。
ノネナールは、皮脂に含まれる「パルミトレイン酸」が過酸化脂質によって酸化されることで発生します。過酸化脂質は、血液中の脂質が酸化したものです。
加齢臭の抑制には、皮脂の分泌量や血液中の脂質を減らすことが大切です。
・オルニチンはノネナールの発生を抑制する
オルニチンには、脂質の代謝を促進する成長ホルモンの分泌量を増やす効果があり、血液中の脂質を減少させます。
血液中の脂質が減少すると、過酸化脂質の発生が抑制されます。また、皮脂腺の脂肪分も減少して、パルミトレイン酸を含んだ皮脂の分泌が抑制されます。
オルニチンは、皮脂の分泌量や血液中の脂質の量を減少させて、加齢臭の予防・改善に役立ちます。
血液中の脂質を減らすオルニチンの効果についてはこちらで解説しています＞＞
ストレスによる体臭
ストレスは、臭いの強い汗の分泌を促進して体臭を悪化させます。
オルニチンにはストレスを軽減する効果があり、ストレスによる体臭の悪化を抑制します。
・ストレスは体臭の原因になる
汗を分泌する汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。
エクリン腺から分泌される汗はほとんどが水ですが、アポクリン腺からの汗には脂質やタンパク質が多く含まれており、強い体臭の原因になります。
ストレスを感じると、アポクリン腺からの汗の分泌が促進されて体臭が強くなります。
体臭の改善には、ストレスを軽減してなるべくリラックスすることが大切です。
・オルニチンはストレスを軽減する
オルニチンにストレスを軽減する効果があることが、複数の実験で確認されています。
オルニチンは、ストレスを軽減してアポクリン腺からの汗の分泌を抑制し、体臭の改善に役立ちます。
皮脂の過剰分泌による体臭
皮脂は皮膚の健康維持に不可欠な成分ですが、過剰に分泌されると体臭の原因になります。
皮脂は、分泌された直後はほぼ無臭です。しかし、皮膚の雑菌が皮脂を分解すると、臭いの強いガスが発生して体臭の原因になります。
体臭の予防・改善には、過剰な皮脂の分泌を抑えることが大切です。
オルニチンには、脂質の代謝を促進する成長ホルモンの分泌量を増やす効果や、脂質の代謝に重要な肝臓の機能を高める効果があり、血液中の脂質を減少させます。血液中の脂質が減ると皮脂腺の脂肪分も減少し、皮脂の分泌が抑制されます。
オルニチンには過剰な皮脂の分泌を抑制する効果があり、体臭の悪化を防ぎます。
糖尿病による体臭
代表的な生活習慣病である糖尿病は、体臭の原因のひとつです。
オルニチンは糖尿病の予防・改善に効果的な成分であり、糖尿病による体臭の悪化を防ぎます。
・糖尿病は甘酸っぱい体臭を発生させる
糖尿病が進行すると、糖がエネルギーに変換されにくくなり、代わりに脂質がエネルギー源として多く使用されるようになります。脂質からエネルギーをつくる際には「ケトン体」という物質が合成されますが、ケトン体には甘酸っぱく果物が腐ったような臭いがあります。
糖尿病によって体内のケトン体が多くなると、汗にもその臭いが混じるようになり、体臭が悪化します。
・オルニチンは糖尿病に対して効果的
オルニチンには、血糖値を抑制する物質の分泌量を増やす効果やストレス軽減効果などの、血糖値の抑制に役立つさまざまな効果があります。
オルニチンは糖尿病の予防・改善にとても効果的であり、糖尿病による体臭の悪化を防ぎます。
糖尿病の予防・改善に役立つオルニチンの効果についてはこちら＞＞
疲労臭
体臭のひとつに、体内のアンモニアの増加が原因で発生する「疲労臭」があります。
オルニチンにはアンモニアの解毒を促進する効果があり、体内のアンモニアを減少させて疲労臭の予防・改善に役立ちます。
オルニチンで体臭改善
以上のように、オルニチンはさまざまな体臭の予防・改善に役立ちます。
オルニチンは疲労回復効果などの健康効果で知られていますが、体臭の改善にも効果的な成分です。
自分の体臭が気になる人は、オルニチン配合のサプリメントを毎日の生活に取り入れてみることをおすすめします。
